今回はTHE NORTH FACEより発売されているバックパック「Roamer Dayローマーデイ」(型番:NM82060)を紹介します。
ぼくはこの ローマーデイを購入してから約2年間が経ちましたが、普段の休日はもちろん2泊3日の国内旅行もこのバックパック1つで対応していて、2年間使い倒してきました。
ローマーデイ を購入する際ぼくはめっちゃ悩みました。なぜなら ローマーデイ のレビュー記事が異常に少ないんですよね。
価格が価格なので失敗したくなかったのですが、スペック以外の主観の部分を紹介している方があまりにも少ない…
なのでぼく自身がローマーデイの良い点と悪い点を忌憚なく意見を書いていきます。
めちゃくちゃおすすめのモノなので、この記事を参考にぜひ購入を検討してください。
ローマーデイのデザイン
ローマーデイは、ノースフェイスの他のバックパックとは大きく異なっており、非常にモダンなデザインです。
オモテ面の上部と持ち手部には牛革が用いられており、大人っぽいデザインです。
この部分にはTHE NORTH FACEのロゴが控えめに位置しています。がっつりロゴをアピールしていないのが渋くて良いです。
ショルダーベルトにもロゴ入りのレザーベルトがついていますが、こちらも控えめなアピールで全体の質感を損ないません。
パッと見では分かりづらいですが、サイドポケットは両サイドに2つあるので、折り畳み傘やドリンクを収納できます。
荷室は3気室となっており、それぞれのエリアへアクセスするファスナーはダブルファスナーです。
各ファスナーは少し婉曲した形状で持ちやすいので、それぞれの収納エリアに簡単にアクセスできます。
背面パッドは独特なデザインをしており、背中と腰の負担を軽減させるだけでなく、パッドの窪みから熱気が抜けて通気性がいいため夏でも快適に担げます。
ショルダーベルトはスタイリッシュな見た目ですが、幅が広く分厚くてすっごいモチモチしています。
この世のバッグの中で一番モチモチしているんじゃないでしょうか。
ローマーデイのサイズ
ローマーデイの寸法は以下の通りです。
縦:50cm×横:31.5cm×厚さ:19.5cm 容量:26ℓ
寸法からもわかる通り、縦に長くそこまで厚さがないデザインとなっており、26Lという大きさの割には圧迫感を感じません。
また飛行機の機内に持ち込めるサイズですので、旅行にも使いやすいです。
ローマーデイの機能性
ローマーデイはシンプルで洗練されたデザインでありながら、機能性も非常に優れています。
各収納エリアにそれぞれ特徴的な機能がありますので、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
①メイン収納
メイン収納はバックパックの最も外側にあります。
この収納スペースはローマーデイの収納エリアで最も大きいので、けっこうな荷物が入ります。
夏ではありましたが3泊4日の衣服を入れても余裕でした。
このメイン収納の魅力は、開閉部であるファスナーの範囲が長いため、U字型にガバっと開けてエリアにアクセスができることです。
ローマーデイは縦に長いデザインのため、上部だけが開くのではなくがばっと開いてアクセスできるのは大変助かります。
上からしかアクセスできない場合、下の方の荷物は取り出すのを諦めるしかないです。
メイン収納の寸法はおよそ、高さ:50cm×幅:27cm×奥行き:10cm。
実際には上に広がるほど横幅が若干広くなるため、寸法以上の収納力があります。
メイン収納の上部にはちょっとしたポケットがついています。
このポケットにはクッション材が用いられているので、スマホやモバイルバッテリーなどの小さなガジェットを入れるのにおすすめです。
②サブ収納
サブ収納はバックパックの真ん中にあります。
この収納はバックパックの上半分のみのスペースとなっています。
小物やポーチを入れるのにちょうどいいサイズです。よくアクセスするアイテムを入れておくのがおすすめです。
普段ぼくはミラーレスカメラ入れています。
メイン収納同様、上部にはちょっとしたポケットがついています。こちらはメッシュ素材ですので、ガジェットよりも財布を入れるのがおすすめです。
サブ収納にはある目玉機能がついています。
それはマグネット式のストラップです。このストラップは取り外し可能で、近づけるとピタとくっつく仕様になっています。
鍵やイヤホンケースをこのストラップに取り付ければ、使うときはストラップごと外して、使わないときはストラップごとバックパックにつけることができるので、鍵やイヤホンを落としたりバッグの中をごそごそしたりする心配がありません。
メインの収納エリアよりは小さいですが、十分にモノを収納できるので、このエリアの使用頻度が最も高いです。
③ガジェット収納
ガジェット収納は背中側にあります。
クッションがしっかりとした造りで、ノートパソコンの収納も安心です。
別途カバーをつける必要なく、そのままノートパソコンを収納できます。
真ん中に仕切りがあるため、タブレットや書類もこのガジェット収納のスペースに入れておくことができます。
またこのガジェット収納エリアにも上部にポケットがあります。
このポケットは厚いクッションかつ内側がスリーブ素材のため、バッテリーやマウスなど小さなガジェットを入れられます。
ぼくは普段はカメラの予備バッテリーを入れています。
1年間使用した感想
ここまでRoamer Dayの仕様をお伝えしてきましたが、ぼくが1年間使用してきて気づいた良い点と悪い点をお伝えします。
スペックを眺めるだけでは分からないポイントですので、ぜひ参考にしてください。
・良い点
①普段使いにも旅行用にも、出張用にも使える多様さ
Roamer Dayは26Lとかなりの容量を持つバックパックですが、デザインがスタイリッシュなため、割とどんな場面でも使えます。
メインの収納エリアとガジェット収納エリアの2つに収納力があるバックパックは多数ありますが、サブの収納エリアでもこれだけの容量を確保しているバッグはそう多くありません。
あっても見た目がゴツかったりダサかったりします。その点、Roamer Dayはシンプルなデザインのためどんな服装にも合わせられます。
3泊4日程度の服であれば余裕で収納した上でガジェットも持ち運べる、しかも見た目がダサくない、そんな利便性とファッション性を兼ね備えたバックパックです。
②重量を感じさせない快適な背負い心地、毎日背負いたくなる
Roamer Dayの最大の魅力だと言っていいかもしれません。
Roamer Dayのショルダーベルトはモッチモチで肩への負担が全然感じられません。
ぼくはカメラが趣味ですので、場合によっては10㎏以上のアイテムをRoamer Dayに入れて行動します。
それでもRoamer Dayの場合はぜんぜん疲労感がないんですよね。
盛ってないですよ。マジで肩が楽です。
また、背面パネルの構造も素晴らしいです。背面パネルの凹凸により空気がこもることなく外部に逃げていくため、背中の蒸れがかなり抑えられています。
またこの背面パネル、かなりの強度があるためRoamer Dayの型崩れの心配がなく、ちゃんと自立してくれます。
見た目がかっこいいかつ、背負いたくなる快適さというのは本当に素晴らしいです。
③耐久性がすごい
Roamer Dayの大部分は840デニールと非常に高い繊度のナイロンを使用しており、摩耗や切傷にくっそ強いです。
1年間、旅行や出張でもガシガシ使っていますが、けっこうきれいじゃないですか?
正直ほとんど手入れなんかしていないズボラですが、これだけの美しさをキープできるのは本当にありがたいです。
④ほかの人と被らない
ぼくは大阪の都会エリアに住んでいますが、1年間使用してみて同じRoamer Dayを背負ている人を見たことがありません。
もしかしたら大阪以外ではめっちゃ流行っている可能性もありますが、まあ人と被らないのは嬉しいものです。
・悪い点
正直あまり不満はないですが、強いて挙げるならば一つでしょうか。
高い。
このRoamer Dayは定価¥31,900(税込)です。いやあ高いです。
しばらく他のバッグを買う気になりません。てか買えません。
めちゃくちゃネガティブですが、高い耐久性と、常に使えるデザインというところを考慮すれば、そう高くないです。
しかもとんでもない耐久性があるので、おそらく3年ぐらいは平気で耐えてくれそうです。
わけのわからないバックパックを買って1年で買い替えるよりは、よっぽど安上がりで済みそうですね。
結局買うべきかどうか?
迷っているのであれば、「買い」一択です。ぼくはこれまで多くのバックパックを購入してきましたが、ダントツの満足度です。
何がダントツかというと背負い心地が半端なく良いという点です。
しかもこれだけの背負い心地を果たしながら、なおかつデザインがかっこいいバックパックがあったとは本当に驚きましたし、今でも背負うたびに感動します。
他に使用している人がいないのもプラスです。特別なバックパックとして、あなたの生活をより良いものにしてくれるでしょう。
以上、今回はローマーデイのレビューを行いました。
コメント