ソニーのミラーレス一眼を使うすべての人におすすめのレンズです。
発売から2年以上経過しており、レビュー記事や動画が氾濫していますが、あえてこのタイミングで改めてレビューを行います。
絶賛するレビューが多いですが、微妙な点ももちろんあります。
本当にいいレンズなのか?購入しても後悔ないのか?そんな風に悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。
結論 今から書くことに当てはまる人は買うべき
先に結論を述べると次に当てはまる人はぜひこのレンズを持っておくべきです。
- 1本のレンズで何でも撮りたい人
- 旅行中の写真を撮りたい人
- できるだけ荷物を少なくしたい人
- 動物園に行くのが好きな人
- レンズにあまりお金をかけたくない人
逆に次に当てはまる人にはおすすめしません。
- ばっちばちの高解像を求める人
- 夜や暗い室内での使用がメインの人
- とにかく軽い装備で撮影したい人
おすすめする人とおすすめしない人、それぞれの理由を詳しく解説します。
タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6の外観
ひとまず外観をチェックします。
見た目はシンプルなレンズ。
リングはズームリングとフォーカスリングの2つ。
ズームリングを回すと鏡筒が伸びて、最大までズームをするとけっこうな長さになります。
フォーカスリングはめちゃくちゃ軽いので、MF(マニュアルフォーカス)での運用は正直厳しいです。
スイッチ類は特にない、最低限の機構です。
ロックスイッチがありますが、これはズームを広角端で固定するためのものです。
移動中にレンズが勝手に伸びてこないためのもので、これがあるだけで移動中のストレスがかなり減ります。
タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6がおすすめの人
まず先にタムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6の簡単なスペックを整理します。
モデル | TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD |
---|---|
焦点距離 | 28-200mm |
F値 | F2.8-5.6 |
レンズ構成 | 14群18枚 |
最短撮影距離 | 0.19m(広角端) / 0.8m(望遠端) |
最小絞り | F16-32 |
手ぶれ補正 | – |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径 | Φ74mm |
長さ | 117mm |
質量 | 575g |
絞り羽根 | 7枚(円形絞り) |
タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6は、焦点距離とサイズに利点があるレンズです。
上記スペックを踏まえて、タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6がおすすめである人はどんな人なのでしょうか。
- 1本のレンズで何でも撮りたい人
- 旅行中の写真を撮りたい人
- できるだけ荷物を少なくしたい人
- 動物園に行くのが好きな人
- レンズにあまりお金をかけたくない人
1本のレンズで何でも撮りたい人
タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6の最大の魅力は、広角端28mmから望遠端200mmまでを1本で撮れちゃうという、その対応可能なレンジの広さです。
単焦点でこれだけのレンジを揃えようとすると、5本以上は必要です。あほみたいに重たくなりますよね。
レンズ交換せず1本だけでこれだけのレンジの撮影できるので、シャッターチャンスを逃すこともなく、撮りたい写真を確実に撮ることができます。
どのレンズを着けていくか迷うときは、とりあえずタムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6を着けていけばOKで、保険として単焦点レンズを1本持って行く感じで運用できます。
ちなみにおすすめの単焦点レンズはこちらです。
旅行中の写真を撮りたい人
旅行での風景や友達の姿をしっかりと写真に収めたい。
けれども旅行中に何本もレンズを持って行くのはしんどい。
そんなときこそタムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6が最適です。
28mmから200mmまで撮れたら旅行中で困ることはありません。
なんならスーパーAPS-Cモードで1.5倍にズームできるので、28mm~350mmまで対応可能なので、旅行中はこの1本ですべてのシーンが撮影可能です。
レンズ交換をする必要がないので、レンズを落としたり、カメラのセンサーに傷がついたり汚れたりするリスクも0です。
旅行先でカメラやレンズが故障なんてことになったら最悪ですからね…
できるだけ荷物を少なくしたい人
タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6は、そのズーム域の広さによって、どんな被写体も最適な焦点距離で撮影可能です。
また、広角端のF値は2.8と明るいため、大きな玉ボケを入れた写真を撮ることができます。
玉ボケの形は、年輪模様が出たりレモン型になったりと、さすがに単焦点レンズ程の美しい玉ボケというわけにはいきませんが、それでも十分にきれいな形です。
またF値が2.8ということは、暗い室内での写真は十分撮影可能ですし、夜景でもしっかり光を取り込めます。
つまり、タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6は、ズーム域が広い上に明るいF値を活かしてどんな場面でもこの1本で対応できるレンズと言えます。
ぶっちゃけタムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6さえあれば、他のレンズを持ち歩かなくても余裕です。
動物園に行くのが好きな人
動物園では望遠レンズでの撮影、つまり200~400mmぐらいの焦点距離が必要です。
そのぐらいないと動物をとっても米粒ですからね。基本的に動物は遠いところにいます。
かと言って望遠レンズを着けていると、意外に近い距離で見れる動物もいたりします。
そのたびにレンズ交換をするのはくっそめんどくさいですし、レンズ交換している最中に動物が遠くに移動しちゃうと「あぁ…」て萎えます。
しかし、タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6であれば、そんなストレスとは無縁です。
この1本でどんな動物の姿もばっちり撮影できるんです。
レンズにあまりお金をかけたくない人
1本でどんな場面でも撮れてしまうタムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6。
でもお高いんでしょう?という声が聴こえてきますが、こいつのコスパは神です。
なんと新品で77,000円前後です。中古なら60,000円台で買えちゃいます。
クッソ高いフルサイズのボディを買った上でレンズを何本を買うのは厳しいという方は、とりあえずタムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6を買っておき、好きな焦点距離の単焦点を後々買うのがおすすめです。
タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6がおすすめしない人
逆にタムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6がおすすめできない人も当然います。
次に当てはまる人たちは、タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6を買っても満足できないでしょう。
- ばっちばちの高解像を求める人
- 夜や暗い室内での使用がメインの人
- とにかく軽い装備で撮影したい人
ばっちばちの高解像を求める人
タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6はあくまでも高倍率ズームです。
圧倒的な利便性を持つ代わりに、画質という面では純正の単焦点レンズには劣ります。
ボケの美しさ、解像度や逆光耐性、オートフォーカス性能は純正レンズの方が優れています。
もちろん趣味として写真を撮りたい人や、A3サイズでの印刷をしない人にとっては十分すぎる画質ですので、仕事で使う人以外で困ることはないでしょう。
夜や暗い室内での使用がメインの人
広角端でのF値は2.8のため、夜間や暗い場所での撮影は可能です。
しかし、望遠側になるにつれてF値はどんどん暗くなるため、さすがに大三元(F2.8通しのレンズ)や小三元(F4,0通しのレンズ)よりも、暗所耐性は下がります。
撮影するシチュエーションが夜間や暗所がメインである場合は、このレンズを避けましょう。
とにかく軽い装備で撮影したい人
タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6は軽量です。
しかし、それはあくまでもこれだけのズーム域を備えているのに、です。
単純に軽いレンズであれば、単焦点レンズがもちろん、シグマやタムロンのF2.8通しの標準ズームレンズの方が軽くて小さいレンズです。
結論 タムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6は持って損なしの素晴らしいレンズ
ここまでタムロンA071 28-200mm F/2.8-5.6の魅力を紹介してきましたが、総評として素晴らしいレンズであることは間違いないです。
最初の1本にはもちろん、ある程度色んなレンズを持った人にも、このレンズの利便性にハマると抜け出せなくなる、そんな魅力的なレンズになっています。
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