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α7C 1年9ヶ月使用してきた正直な評価 おすすめする人とそうじゃない人

SONYのフルサイズミラーレス機であるα7Cを発売当日から1年9ヶ月使い続けてきたぼくが、良いポイントと悪いポイントを正直に評価します。

α7Cの購入を悩んでいる方はぜひ最後までご覧になって、購入の判断の一助にして下されば嬉しいです。

目次

α7Cの基本スペック

まずはα7Cの基本スペックを整理します。

とは言ってもつらつらと全てのスペックを書いても仕方ないので、あくまでもぼくが気になった要素のみ取り上げます。

基本スペック
寸法幅:124.0mm×高さ:71.1mm×厚さ:59.7mm
重量509g
モニターバリアングルモニター
センサー2420万画素
手振れ補正光学式5軸ボディ内手ブレ補正
オートフォーカスリアルタイム瞳AF、リアルタイムトラッキング
最大撮影可能枚数740枚
ファインダー倍率0.59倍
シャッタースピード1/4000
良い点と悪い点を書き並べました

次に上記のスペックを踏まえた上で、α7Cのおすすめポイントと悪いポイントを紹介します。

α7Cのおすすめポイント

α7Cのおすすめポイントは以下の内容になります。

  1. コンパクトなサイズ感
  2. すばらしいオートフォーカス性能
  3. 趣味として必要十分な撮影性能

①コンパクトなサイズ感

何と言っても最大の魅力はそのサイズ感です。

幅:124.0mm×高さ:71.1mm×厚さ:59.7mmという寸法は、先行機であるα7Ⅲと比較してかなりコンパクトです。

α7Cとα7Ⅲを並べる

特に高さは24.5mm、厚さは14mmも小さくなるので、手に持った時だけでなくバッグに収納して持ち運ぶ際にもα7Cのコンパクトさを実感します。

また重量についても150g程度軽量化されており、compactをコンセプトにしたシリーズであることは間違いありません。

フルサイズミラーレスというとAPS‐C機と比べてゴツくて重いという印象がありますが、α7Cの場合はコンパクトなサイズ感のためAPS‐C機からの移行がスムーズに行えるのも魅力です。

②すばらしいオートフォーカス性能

α7Cはオートフォーカス性能がめちゃくちゃ優れています。

一体どんなところが優れているのか? オートフォーカス性能と言っても、ざっくりと2つの能力に分けられます。

オートフォーカス性能
  • 被写体に速くフォーカスする能力
  • 被写体にフォーカスし続ける能力

α7Cはこの2つの能力がめちゃくちゃ優れていて、ピンボケしてしまう可能性が限りなく低いです。

具体的には、「リアルタイム瞳AF」、「リアルタイムトラッキング」の2つの機能によって撮影時のストレスが全くありません。

リアルタイム瞳AF

簡単に言えば被写体の瞳にフォーカスを合わせてくれる機能です。

動き回るお子さんを撮影するときに力を発揮し、常にお子さんの瞳にフォーカスを合わせ続けてくれるので、表情を逃すことがありません。

また、このリアルタイム瞳AFは、なんと動物にも対応しています。ペットの可愛らしい様子や動き回る躍動感ある姿を確実に写真に収められるのが魅力です。

動物の瞳を捕まえるリアルタイム瞳AF

リアルタイムトラッキング

簡単に言えば、被写体が動こうが画角が変わろうがフォーカスを合わせ続けてくれる機能です。

これがまた凄まじい機能で、素早く動く被写体を常にとらえ続けるので、簡単にきれいでピントばっちりな写真を撮ることができます。

お子さんの走っている姿なんかも連写で撮った写真がすべてピントバチバチなんてことも当たり前です。

③趣味として必要十分な撮影性能

上記の通りオートフォーカス性能がめちゃくちゃ優れているのはもちろん、その他の撮影性能についても趣味やハイアマチュアレベルであれば、必要十分な性能を有しています。

例えば、撮影可能枚数は740枚で、一日普通に使う分にはまず使い切らないでしょう。なんなら実際はもっと多い枚数も撮れています。

コンパクトなミラーレス機はバッテリーの持ちが悪いというのが定評ですが、α7Ⅲと同じバッテリーを採用しているため使用中に充電が切れるようなことはありません。

総じて、フルサイズミラーレス機に求める撮影性能や利便性は十分に有している素晴らしい機体です。

α7Cの悪いポイント

続いて、α7Cにももちろん悪いポイントがあります。

  1. グリップ性能が終わっている
  2. ファインダーの視認性
  3. シャッタースピードが1/4000まで
  4. ボタン・ダイヤルが少ない

①グリップ性能が終わっている

α7Ⅲと比べると小ささが目立つ…

きつい言い方になりますが、α7Cのグリップは終わっています。

先行機であるα7Ⅲと比べてみると良くわかりますが、α7Cのグリップは薄く、右手の力が込めにくい形状です。

SONYのAPS‐C機と似た形状のため別に問題ないと考えている人もいるでしょうが、問題なのはフルサイズ機とAPS‐C機はレンズの大きさも重たさも比べ物にならないということです。

α7Cに重たいレンズをつけると、右手への負担がえげつないことになります。

α7Ⅲよりも重量が軽いはずなのに、一日撮り続けたときの疲労感はα7Cの方が感じられます。

グリップを薄くしたことでコンパクトであるため、持ち運びという点では魅力的ですが、逆に撮影時の持ちやすさという視点では低評価をつけざるを得ません。

解決策として、フルサイズ用のレンズの中でも小型軽量のレンズを選ぶのがおすすめです。

②ファインダーの視認性

α7Cのファインダー倍率は、0.59倍です。

ぶっちゃけイメージが湧きにくいと思いますが、0.59倍は見えなくはないけど見づらいといった感じです。

SONYのAPS‐C機からの移行であれば特に不満をおぼえないでしょうが、他のフルサイズ機からの移行であれば正直視認性に不満がでると思います。

このファインダーのサイズ感は批判的なレビューが多いですが、実際にご自身の目で確認するのが一番いいかと思います。

ちなみに背面液晶があるんだからファインダーとか要らないんじゃ?と思う人もいるかもしれませんが、快晴の昼間だと太陽光が明るすぎてモニターなんか全く見えないので、ファインダーも重要です。

③シャッタースピードが1/4000まで

1/4000もあれば、動く被写体を撮影する上では全く問題ありません。

では何が不満なのかというと、1/4000だとF値を開放で撮ると白飛びすることが度々ある点です。

NDフィルター(サングラスみたいなやつ)を使えば何とでもなるんですが、そもそも他のアクセサリーなんか使わないといけないのは頂けないですね。

α7Ⅲのシャッタースピードは1/8000まで速くできるので、α7Cも1/8000まで対応してくれれば良かったのに…

④ボタン・ダイヤルが少ない

C(カスタム)ボタンが少ない

これはマニアックなんですが、α7Cには自分で好きな機能を割り振るためのカスタムボタンやダイヤルがくっそ少ないです。

撮影の効率化のため、設定変更の効率化のためにカスタムボタンとダイヤルは多い方が助かるのですが、まあ無ければ無いなりに割きって使えます。

最近ではレンズ側に絞りダイヤルやカスタムボタンがついたモノも登場しているので、そういったレンズを中心に使用すれば特に問題にならずに撮影できると思います。

α7Cはどんな人におすすめか

ここまでα7Cのスペック、魅力、そしてダメな点を紹介してきましたが、では実際どんな人にはおすすめなのかお伝えします。

α7Cがおすすめな人
  • コンパクトに持ち歩きたくて画質も妥協したくない人
  • バリアングルで様々なアングルで撮影したい人
  • お子さんや動物を撮影したい人
  • 写真も動画も楽しみたい人
  • 初めてのフルサイズ機にステップアップする人

α7Cを買ってはいけない人

逆にα7Cを買っても不満を覚えてしまう買ってはいけない人をお伝えします。

α7Cを買ってはいけない人
  • ガチで写真をやりたい人(ファインダー・グリップが致命的)
  • ガチで動画をやりたい人(α7SⅢ一択)

まとめ:α7Cは気軽に持ち出せるフルサイズ

結論として、α7Cは気軽にフルサイズを使いたい人にめちゃくちゃおすすめです。

不満点はありますが、ガチで写真や動画をやる人以外にはさして問題にならないようなことばかりです。

友達や家族との思い出を残したい人や旅行先の景色を残したい人、はたまたフルサイズに挑戦してみたい人には最もおすすめカメラなので、ぜひ手に取ってみてください。

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