アークテリクスのフレイザージャケットは、防風、防水、耐久、透湿といったすべての点で優れた究極のタウンユースであるレインジャケットです。
今回はそんなフレイザージャケットを余すことなくレビューします。
アウターの数を減らしたい!みたいな人に超おすすめ
結論:ミニマリストだけでなくすべてのメンズにおすすめのジャケット
最初に結論をお伝えすると、アークテリクスのフレイザージャケットはすべてのメンズにおすすめのアウターです。
アークテリクスのシェルジャケットといえば、ゼータSLジャケットやベータジャケットが使い勝手の良さからミニマリストたちの間で絶賛されています。
このフレイザージャケットは、上記のゼータSLやベータジャケットよりもタウンユースに特化したアイテムのため、ミニマリストに限らずより多くの人におすすめのアイテムとなっています。
続いて、そのおすすめの理由を詳しく解説していきます。
おすすめポイント① 究極の機能性
フレイザージャケットは、数々の機能性を持った究極のアウターです。
具体的に言えば、生地はゴアテックスという防水透湿素材のうち「ゴア C-KNIT™」(裏地にニット素材を使用)を採用しており、その結果様々な機能性を持ったレインジャケットとなっています。
ざっと書きならべるとこんな感じ。
- 非常に強力な防水性能・防風性能
- 透湿性が高く蒸れにくい上に、肌触りがいい
機能性①:非常に強力な防水性能・防風性能
雪山や高地などの厳しい環境での使用にも耐えうるのがゴアテックスですが、ゴア C-KNIT™を採用したフレイザージャケットも同様に、防水性能と防風性能ともに非常に優れています。
特に防水性能がえぐいです。というのもフレイザージャケットは街中でも傘を持たなくても雨から守ってくれる、そんなコンセプトのもと開発されたジャケットなんです。
生地はもちろん各種ファスナーも防水仕様となっています。
フロントのファスナーは防水仕様かつファスナーの内側にはフラップがあるため、万が一雨が侵入してもインナーが浸水することなく、水がフラップを伝って下に流れていくようになっています。
ポケットのファスナーはフロント部よりも強力な防水性能を持つため、中身が濡れる心配は不要です。
また、防風性能も素晴らしいです。前提としてゴアテックスは風を通しませんが、袖口みたいなスキマからの風には無力です。
しかし、フレイザージャケットの袖口にはインナーカフが入っており、このインナーカフのおかげで風の侵入を防いでくれます。
他にもウエスト部には、ドローコードがあり絞ることで下からの風の侵入を防ぐこともできます。
以上より、防水性能と防風性能ともに素晴らしいモノとなっています。
雨風を羽織るだけで完璧に防いでくれるのが神
機能性②:透湿性が高く蒸れにくい上に肌触りがいい
ゴアテックスと言えば優れた透湿性が特徴です。
登山などのアクティビティで発汗しても湿度を外に逃がすことで、体温の低下を防止するためです。
このフレイザージャケットも透湿性が非常に優れているだけでなく、さらに肌触りも優れています。
理由は裏地にニット素材を採用しているためです。ニット素材のおかげで内側が肌にべたべたとくっつくような感覚がないため、快適に着用ができます。通常のゴアテックスを採用したレインジャケットとは比べると全く違う快適さに驚きます。
そのため春秋の少し暖かい時にも半袖Tシャツの上から羽織っていても鬱陶しさを感じません。(さすがに真夏は無理です。蒸れて死にます)
真夏以外はどんなときも快適に着れるのが神
おすすめポイント② タウンユースに最適なデザイン
フレイザージャケットはタウンユースを念頭に開発されたジャケットですが、細部にタウンユースに適したデザインが見て取れます。
- ポケット4つのそれぞれの位置と形状が普段使いに最適
- 細身のシルエット
- 袖丈がちょうどいい
- ブランドロゴが目立たない
1つずつ詳しくお伝えします。
理由①ポケット4つの位置と形状が普段使いに最適
フレイザージャケットには4つのポケットがあり、左右それぞれに上下2つずつ位置しています。
実は登山用のレインジャケットは多くの場合、真ん中の高さに斜めのポケットがあります。これは登山用のザックであればウエストベルトを締めるので、少し高い位置にポケットがないと不便なためです。
しかし、タウンユースですと逆に高い位置にポケットがあると使いづらさがあります。モノをポケットに収納したり、手を突っ込んだりするときにポケットが高いと違和感があります。
フレイザージャケットはタウンユースに特化しており、ポケットが普通の位置にあるため違和感なく使うことができます。
また、胸の位置のポケットも左右にあることから、スマホや小さな財布などをしっかりと収納できます。
ちなみに前述したとおり、これらのポケットは防水性能に優れているので、中身が濡れる心配は全くありません。
ポケットが快適に使えるかは重要ポイントです。
理由②細身のシルエット
フレイザージャケットは、アークテリクスの他のジャケットよりも細身のシルエットで作られています。
すっきりとした印象があるため、どんな服装のアウターとしても使うことができます。
もちろん細身のシルエットと言えども、ニットやフリース、ライトダウンを着込むぐらいの余裕があるので、寒さ対策もばっちり可能です。
シルエットをイメージしやすいよう実際に着用した姿をお見せします。
ちなみにニノマエは身長174cm、体重65㎏、鳥獣戯画の餓鬼体型でMサイズを着用しています。
シンプルなデザインも相まってスタイリッシュに見えます。
理由③袖丈がちょうどいい
フレイザージャケットの袖丈は、登山用のレインジャケットよりも袖丈が短いです。
登山用の場合はグローブの中に袖を巻き込むことを想定しているので袖丈が結構長く、そのため街着にするとシルエットが崩れてしまう可能性があります。
フレイザージャケットはタウンユースを想定しているため、当然グローブをつけなくてもちょうどいい袖丈になっています。
また、袖の形状に注目してほしいのですが、手の甲の方が尖がっています。これカッコいいですよね。
手の平側は短いため日常生活の動作での鬱陶しさはありません。
袖丈が短いと袖口から風が侵入する恐れがありますが、前述のインナーカフがあるので防風性能はばっちりです。
理由④ブランドロゴが目立たない
アークテリクスだけでなく様々なブランドのレインジャケットのイメージってなんですか。
ぼくは、左胸のバカデカロゴがくっそださいというイメージです。せっかくのカッコいいスタイルもロゴが悪目立ちすると台無しなんですよね。
その点、このフレイザージャケットの左胸にはアークテリクスの始祖鳥のロゴがありません。
実はフレイザージャケットにはロゴが左腕の目立たない場所に小さくあるだけなんです。
これは素晴らしいです。ロゴが目立たないおかげで、アーバンスタイルに最適で、どんな服装のアウターにもしっかり決まるようにデザインされています。
おすすめポイント③ 超軽量かつコンパクトに折り畳みできる
ここまで様々なおすすめポイントをお伝えしてきましたが、こんな素晴らしいアイテムがめちゃくちゃ軽くて、しかも超コンパクトに折り畳みできるのが、最もおすすめのポイントなのかもしれません。
このフレイザージャケットの重量はわずか375gとびっくりするぐらい軽いです。これを着てしまうと、もう重たいコートやジャケットは着れません。冬場の肩こりがかなり軽減されました。
しかもこのフレイザージャケットは、超コンパクトに折り畳めます。
小さくてしかも軽いため、とりあえずバッグに突っ込んでおくという運用が可能です。超機能的なアウターがバッグの中にあるというのは、非常に心強いものです。
いまいちポイント① 保温機能はない
フレイザージャケットはあくまでもタウンユースに最適なレインジャケットです。
つまり防水性能と防風性能が優れていても、フレイザージャケット自体に保温性能はありません。
よって、インナーを工夫して寒さ対策を行う必要があります。
とは言っても風の侵入がゼロになるだけでもまあまあ暖かく感じるので、ニットやフリース、ユニクロのライトダウンのどれかをインナーに着るだけで十分真冬でも対応できます。
いまいちポイント② やっぱり高い
これだけの機能性を有して、しかも万人が使いやすいデザインであるフレイザージャケットですが、価格はなんと税込57200円です。
さすがに「お手頃!」とは言えません。ぶっちゃけ高いです。
ただし真夏以外着れる上に耐久性が高いことを考慮すると、一日当たりの費用はかなり安くなります。
真夏である7~9月以外着れる=年間270日着れる
⇒57200円÷270日=212円/1日
1日あたり212円です。くっそ安く感じませんか。もちろん数年着れますので、1日当たりの費用はどんどん下がっていきます。
結局何が言いたいかというと、フレイザージャケットは確かに高いけど毎日の快適さを考えるとコスパが良いということです。
これ1着あれば他のアウターが不要というのもコスパがいいですね。
さいごに
アークテリクスのフレイザージャケットは、万人におすすめのアウターのためぜひ購入を検討してください。
あなたの生活をより良くする、素晴らしいモノです。
以上、ありがとうございました。
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